子育て中にエンジニア転職した体験談|費用ゼロで実現した方法

子育て中でもエンジニアに転職できた。私がその証拠
この記事でわかること
  • 事務職・子持ち29歳が、なぜエンジニア転職を決意したのか
  • 職業訓練校を使って費用ゼロでプログラミングを学んだ方法
  • 子育て中の転職活動で直面したリアルと、乗り越えるまでの話

子育て中にエンジニア転職なんて、無理でしょ……スクールは100万円するし、勉強する時間もないし。

あおい

転職前の私も、まったく同じことを思っていました。それでも今、私はWebエンジニアとして働いています。リモートベースで、子どもの都合に合わせながら、やりたい仕事を続けています。

2歳の子どもがいる状態で、事務職からの転職でした。プログラミングの知識はゼロ。スクールに払う100万円もない。そんな私が、職業訓練校を使って費用ゼロでスキルを身につけ、子育て中にエンジニア転職を実現した体験談をこの記事で書いています。

成功談だけでなく、しんどかったこと・失敗したことも正直に書きます。「転職したいけど、子どもがいるから無理かも」と感じている方に届けばうれしいです。

目次

子育て中にエンジニア転職を決めた2つの理由

もともと「システムや動くものを作りたい」という思いがあって、IT企業に入社しました。でも配属されたのは事務職。その後、約5年間配置転換を希望し続けましたが、叶いませんでした。

転職を考えるようになった背景から話させてください。

事務職5年と配置転換の壁

IT企業に入ったのは、「動くものを作りたい」という気持ちからでした。でも実際に配属されたのは事務職。約330万円の年収で5年間働き続けましたが、何度希望を出しても配置転換は叶いませんでした。

「この先もシステムに直接関わることはないんだろう」と気づいたとき、このまま続けることに意味を見出せなくなっていました。子どもが生まれたことで生活も変わり、「自分がやりたいことで稼ぐ」という気持ちが一気に強くなりました。

IT企業に入社しても、必ずしも技術職に配属されるとは限りません。事務・営業・総務など非エンジニア部門に配属されるケースは多く、「やりたいことができない」まま年数が過ぎていくこともあります。

在宅ワークへの希望

転職を決意したもうひとつの理由が、子育てとの両立です。子どもが急に熱を出したとき、行事に参加したいとき、融通がきく働き方をしたいとずっと思っていました。

エンジニア職はリモートワークやフレックスタイム制を採用している会社が多い。その点も、「エンジニアに転職したい」という気持ちを後押しした大きな理由のひとつでした。ただ当時の私は、「プログラミングって何をするのか」すら知りませんでした。HTMLもCSSも、ゼロからのスタートです。

エンジニア転職の学習:費用ゼロの職業訓練校を選んだ理由

プログラミングを学ぶ方法を調べたとき、最初に出てきたのは高額なスクールでした。でも費用を見て即断念。その後、「職業訓練校」という制度に出会ったことが転機になりました。

費用ゼロで学べるルートをどうやって見つけたか、話します。

プログラミングスクールの費用

「プログラミング 学び方」と検索すると、有名なスクールがずらりと並びます。TECH CAMP、DMM WEBCAMP、テックアカデミー。でも料金ページを開いた瞬間、目が止まりました。

50万円、70万円、100万円前後。子育て中の我が家に、そんな余裕はありません。最初の1ヶ月は、情報収集だけして終わりました。

分割払いにしても毎月の負担が大きいし、万が一うまくいかなかったら……と思うと、怖くて踏み出せなかった。

あおい

その気持ち、よくわかります。でも、費用ゼロで学べる制度が実はあるんです。

費用ゼロの職業訓練校

転職を検討していた時期に、同じような境遇の方のブログで「職業訓練校」という言葉を初めて見ました。ハロートレーニング(公共職業訓練)という国の制度で、離職中であれば雇用保険をもらいながら無料でプログラミングを学べる、と書いてあって。

最初は「罠では?」と疑いました。でも調べれば調べるほど本物の制度とわかりました。私の場合、失業給付を受けながら6ヶ月間のWebデザイン・プログラミングコースに通えました。授業料は無料です。

職業訓練校(ハロートレーニング)とは

国が運営する職業訓練制度。離職中の方が対象で、雇用保険(失業給付)を受けながら無料でスキルを学べる。Webデザイン・プログラミングコースも全国にあり、詳しくはハローワークで相談できます。

子育て中に職業訓練校に6ヶ月通ったリアル

職業訓練校の6ヶ月間は、学びとしんどさが同時にやってくる日々でした。保育のことは想定外にスムーズで助かりましたが、その分別のところで本当に苦労しました。

まず、多くの方が心配する「保育継続問題」から話します。

①託児付きの保育と子どもの入院

私が通ったコースには、託児がカリキュラムに含まれていました。子どもを連れて通うことができたので、「退職したら保育園を出なければいけないかも」という不安はそもそも発生しませんでした。むしろ、卒業後に改めて保育園へ入り直す方が手続きの面では面倒だったくらいです。

ただ、6ヶ月の中で一番しんどかったのは別のことでした。子どもが約3週間入院したんです。付き添いが必要で、ほとんど病院から出られない状況が続きました。それでも休むわけにいかなくて、対面とリモートを組み合わせながら通学を続けました。あの3週間が、訓練校生活で一番しんどかった時期です。

保育の扱いはコースや自治体によって異なります。託児付きコースでないケースも多いので、事前にハローワークと自治体(保育担当窓口)に必ず確認してください。早めに動くほど選択肢が増えます。

②WordPress自主制作とポートフォリオ

訓練校に通いながら、帰宅後と週末に自習を続けました。特に役立ったのはWordPressでの自主制作です。自分でサイトを1から作ってみることで、授業で習ったことが実感として理解できるようになりました。

今振り返ると、ポートフォリオのために作った自主制作サイトが、面接での一番の話のネタになりました。「手を動かして作ってみる」という習慣は、転職後も活きています。

子持ちのエンジニア転職活動:5社受けて2社内定

転職活動は、最初から「時短でも働ける会社」を軸に絞りました。子どもがいることを隠して入社しても長続きしない、と思っていたからです。動き方を早めに決めたことで、想定より早く動き出せました。

どうやって転職先を決めたか、正直に書きます。

子育てに理解ある企業の選び方

転職活動では、最初から「時短勤務ができる会社」を条件に絞って応募しました。「子どもがいることを言うべきかどうか」という悩みより先に、そもそも合わない会社には応募しない、という選び方をしました。

面接では「子どもがいても働きやすいよ」と言ってくれる会社かどうかを、雰囲気や言葉から読み取るようにしていました。入社を決めた会社は、面接の段階から人の温かさを感じられた会社です。

リモートワーク可・フレックスタイム制・時短勤務実績ありの会社を優先して探すと、子育て中でも働きやすい環境が見つかりやすくなります。面接で確認するのは権利だと思って、積極的に聞いてみましょう。

卒業前の内定と早期就活

就活を始めたのは、卒業の2ヶ月前からです。保育のタイミングや入所手続きを考えると、卒業後にゆっくり探す余裕がないと思い、早めに動くことにしました。

受けた会社は5〜6社。内定は2社いただき、卒業前には転職先が決まっていました。決め手は、会社の人たちの雰囲気・自分の性格との相性、そしてリモートワークのしやすさです。当時はコロナ禍で在宅勤務が広がっていたこともあり、リモート対応の会社を選べたことは運もよかったと思っています。

スキル面では、WordPressとPHP、それから自主制作で作ったポートフォリオを評価してもらえました。「経験年数より、何が作れるか」を見てくれる会社に巡り合えたことが大きかったです。

エンジニア転職後のリアル:子育てとの両立

転職後、生活は想像以上に変わりました。うまくいっていることも、今もしんどいことも、両方あります。それが正直なところです。

リモートベースで働けるようになって変わったことから話します。

リモート勤務と子育て両立

今の会社はリモートベースで、相談事があるときだけ出社するスタイルです。子どもの急な発熱でも、在宅で仕事を続けられる日がほとんどなので、以前のように「また休ませてしまう……」という罪悪感がかなり減りました。

年収は一旦下がりました。事務職からの未経験転職に加えて、時短勤務なので当然といえば当然です。でも正直、「自由度と子ども優先の環境」を手に入れられたことへの満足感の方が大きいです。「やりたいことをやれている」という感覚が、収入の数字より重要だと今は思っています。

転職直後は収入が下がるケースもあります。ただ技術職はスキルを積むほど単価が上がりやすい職種です。最初の条件より、「成長できる環境かどうか」を優先するのが長期的には得策だと実感しています。

エンジニア転職後の本音

転職後もしんどいことはあります。知らないことがまだまだ多くて、自分で勉強しないとスキルが上がらない、というプレッシャーが常にあります。技術職はそこが大変だと感じます。コードのバグが直らない夜の焦りも、子どもの行事と締め切りが重なる日のバタバタも、なくなったわけじゃありません。

でも、転職前の「このまま何も変わらないのか」という閉塞感とは全然違います。今は「しんどいけど、自分で選んだ道を進んでいる」という感覚があります。前職よりストレスはかなり減りました。それが一番大きいかもしれません。

転職してよかったって、心から思える?

あおい

はい。しんどいことがあっても、「また事務職に戻りたい」とは一度も思っていません。

子育て中のエンジニア転職Q&A 5選

同じような状況の方からよく聞かれることをまとめました。私の体験をもとに、正直に答えます。

子どもがいても職業訓練校に通えますか?

通えます。託児が含まれているコースもあるので、まずハローワークに確認してみてください。私が通ったコースは託児付きで、保育の問題はほとんどありませんでした。コースや自治体によって条件が違うので、早めに確認するほど選択肢が広がります。

文系・事務職でもプログラミングは習得できますか?

できます。私も文系の事務職でした。最初はコードを写経するところから始めれば大丈夫です。論理的思考力より「諦めない粘り強さ」のほうが大事だと実感しています。

転職後の年収は上がりましたか?

正直に言うと、一旦下がりました。事務職からの未経験転職に加えて、時短勤務を選んだのでその分の影響もあります。ただ、リモートベースで子どもの都合に合わせながら働ける環境と、やりたいことができているという満足感の方が今は大きいです。技術職はスキルが積み上がるほど収入を上げやすい職種なので、最初の数字より長期で見ることを勧めます。

職業訓練校は誰でも入れますか?

雇用保険(失業給付)の受給資格がある方が主な対象です。コースにより選考(筆記・面接)がある場合もあります。詳しくは最寄りのハローワークに相談してください。

プログラミング未経験でもエンジニア転職できますか?

できます。私自身がHTMLもCSSも知らないゼロからのスタートでした。ポートフォリオ(実際に作ったもの)をしっかり準備することと、リモート・フレックス対応の会社を積極的に探すことが大切です。

子育て中のエンジニア転職まとめ

転職前の私が一番欲しかったのは、「同じ立場で乗り越えた人の話」でした。理想論でなく、「こういうことがしんどくて、こうやって乗り越えた」というリアルな体験談。このブログはそれを書く場所にしたいと思っています。

この記事のまとめ

転職のきっかけ:IT企業に入社したものの事務職に配属。5年間配置転換が叶わず、「やりたいことをやる」と決めて見切りをつけた。子育てに合わせた働き方への希望も重なった。
学習方法:職業訓練校(ハロートレーニング)を活用。失業給付を受けながら6ヶ月間・費用ゼロで学習。コースに託児が含まれており保育は想定より順調だった。
転職活動:最初から「時短でも働ける会社」に絞って5〜6社に応募。会社の雰囲気と人との相性、リモートワークのしやすさを決め手に選択。卒業前に内定が決まった。
転職後:年収は一旦下がったが、リモートベースで子ども優先の働き方ができており満足。プログラミングを触れる環境で、前職よりストレスがかなり減った。

「子育て中だからエンジニアには無理」は、少なくとも私にとっては思い込みでした。諦めなかったことが、今の自分につながっています。

私も転職できるかな……不安だけど、少し前向きになれた気がする。

あおい

一緒に考えていきましょう。このブログでは、転職前の不安から転職後の実務まで、私のリアルな体験を発信し続けます。

次のステップとして、職業訓練校の選び方・申し込み手順について詳しく書いた記事もあります。あわせて読んでみてください。

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