
ネットワークスペシャリスト試験の対策にUdemy講座を使いたいけど、そもそもUdemyだけで合格できるのかよくわからない……。



ネスペはUdemy「だけ」では難しい試験ですが、科目A知識・基礎固め・午後の解き方と役割を分けて使えば、学習効率がぐっと上がります。この記事でその使い分けと、講座3本を正直に比較しますね。
ネットワークスペシャリスト試験(ネスペ)は、IPAが実施する情報処理技術者試験のなかでも「高度区分」に分類される難関資格です。合格率は15%前後で推移しており、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験とは対策の深さがまったく異なります。
試験は科目A(午前・CBT四択)と科目B(午後・記述式)の2段階で構成されています。科目Aはネットワーク全般の知識問題ですが、合否を実際に分けるのは科目Bの午後記述式です。ここではBGP・IPsec・VXLANなどの高度なプロトコルを題材に、長文で解答を記述する力が問われます。
この記事では、ネットワークスペシャリスト試験のUdemy講座が「どの対策フェーズに使えるか」という役割分担を明確にしたうえで、2026年6月時点のデータで選んだおすすめ3本を正直に比較します。デメリットや向かない人も包み隠さずお伝えします。
- ネットワークスペシャリスト試験にUdemyが「部分的に」使える理由と、向かないフェーズ
- 2026年6月時点のデータで選んだおすすめUdemy講座3本の特徴・デメリット正直レビュー
- 科目A・基礎固め・午後対策それぞれのUdemy活用方法と書籍・過去問との組み合わせ方
- 迷ったときの「一推し」と受験レベル別の選び方
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ネットワークスペシャリスト試験|Udemy講座でカバーできる範囲とできない範囲


ネットワークスペシャリスト試験(ネスペ)は合格率15%前後の難関資格で、IPAの高度区分に分類されます。試験は科目A(午前・CBT四択)と科目B(午後・記述式)の2段階構成で、BGP・IPsec・VXLANなど高度なプロトコルを題材に記述する力が問われます。合否を分けるのは科目Bの午後記述式で、知識の暗記だけでなく「設計の意図を言語化できるか」という実践的な思考力が必要です。
この難しさの構造を理解したうえで、Udemy講座が強みを発揮できるフェーズとそうでないフェーズを見極めることが、講座選びで失敗しないうえでもっとも大切な視点です。
Udemyが効果的な対策フェーズ
Udemy講座が効果的なのは、科目A(知識インプット)・ネットワーク基礎固め・午後の解き方確認という3つのフェーズです。OSI参照モデル・TCP/IP・ルーティングプロトコル・TLS・IPsecといった科目A頻出テーマを動画で体系的に学べる講座や、基礎から土台を固める入門講座、最新年度の午後過去問を解説する講座がUdemyに存在します。
Udemyだけでは不足するフェーズ
Udemyの弱点は、演習量と問題数の絶対的な不足です。ネスペの午後記述式は、複数年分の過去問を繰り返し解いて「記述の型」を染み込ませることが合格の条件です。この演習量をUdemy講座だけで補うことはできません。
Udemyで「解き方の流れ」を学んだあと、IPAの公式過去問や「ネスペ」シリーズの参考書(左門至峰 著など)で実際に記述する演習を積む必要があります。Udemy講座はあくまで「学習の補助」と位置づけましょう。
現実的な組み合わせ:Udemy+過去問+書籍
- ネットワーク基礎に不安があればUdemy基礎講座(脇坂講座)で土台を作る
- 科目A対策はUdemy動画講座(石田講座)で体系的にインプット
- 午後の解き方をUdemy過去問解説(櫻庭講座)でつかむ
- 書籍と公式過去問で複数年分の午後記述演習を繰り返す
Udemy(①〜③)は「理解・インプット」フェーズ、書籍・過去問(④)は「記述演習」フェーズと役割を分けるのが現実的です。
ネットワークスペシャリスト試験 おすすめUdemy講座|3本の結論早見表


ネットワークスペシャリスト試験向けのUdemy講座3本を一覧にまとめました。目的別に使う講座が異なるため、まず早見表で全体像を把握してください。
| 講座 | 目的 | 評価 | 受講生数 | 時間 | 最終更新 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①石田「科目A対策」 | 科目A知識インプット(直接対策の軸) | 2,445人 | 11時間22分 | 25年10月 | |
| ②脇坂「ネットワーク基礎」 | ネスペ前の基礎固め(ネスペ専用ではない) | 74,279人 | 6時間27分 | 25年1月 | |
| ③櫻庭「令和6年午後過去問解説」 | 午後記述式の解き方をつかむ | 1,091人 | 3時間54分 | 25年4月 |
ネットワークスペシャリスト試験 Udemy講座の選び方|失敗しない3つの基準


ネットワークスペシャリスト試験のUdemy講座は絶対数が多くありません。「目的に合っているか」を事前に確認することが大切です。以下の3つの基準で選ぶと失敗を防げます。
基準①:目的(科目A・基礎・午後)と講座の対象範囲が一致しているか
ネスペ関連講座の最大の落とし穴は、タイトルに「ネットワークスペシャリスト」とあっても、扱う範囲が科目Aだけだったり基礎解説にとどまっていたりすることです。受講前にシラバスを開き「どのフェーズをカバーしているか」を必ず確認しましょう。午後記述対策を期待して入ったのに科目Aの知識解説だけだった、というミスマッチが起きやすい分野です。
基準②:更新日が直近2年以内か
SD-WAN・VXLAN・EVPNなど出題頻度が高まっているテーマもあり、更新日が3年以上前の講座は最新の出題傾向に対応していない可能性があります。Udemyの講座ページで「最終更新」の日付を確認し、2022年以前の更新にとどまっている講座は内容の古さに注意してください。
基準③:受講生数とレビュー件数を合わせて確認する
ネスペは受験者数が少ない試験なので、Udemy講座の受講生数は全体的に少なめです。受講生数だけでなくレビュー件数も合わせて判断し、評価4.0以上かつレビュー50件以上を一つの目安にすると安心です。受講生が少なくてもレビューが10件未満の場合は評価の信頼性が低いため注意が必要です。
ネットワークスペシャリスト試験 おすすめUdemy講座3選|詳細レビュー


ネットワークスペシャリスト試験向けのUdemy講座3本を詳しくレビューします。各講座のデメリット・向かない人も正直に記載しているので、自分の学習フェーズと照らし合わせて選んでください。
①石田「令和8年版:ネットワークスペシャリスト科目A対策講座(CBT試験対応)」
ネスペの科目A(午前)対策をUdemyで体系的に学ぶなら、現時点でもっとも適した講座です。OSI参照モデル・TCP/IP・ルーティングプロトコル・TLS・IPsecなどのセキュリティまで、科目Aの頻出分野を約11時間で網羅します。
- 評価:(レビュー218件)/受講生:2,445人
- 総時間:11時間22分(111レクチャー)
- 最終更新:2025年10月(CBT試験対応)
- 対象:ネスペ科目A・直接対策の軸
強み:ネスペ科目Aを正面から扱う数少ない専用講座で、満足度・更新頻度・内容の充実度がバランスよく揃っています。参考書著者による解説で実例も豊富です。
デメリット・注意点:科目A(知識インプット)が中心の講座です。合否を分ける午後記述式の対策は別途必要で、この講座だけで合格できる構成にはなっていません。受講生2,445人は高度区分としては適切ですが、応用情報・基本情報の人気講座と比べると母数は小さめです。
向かない人:午後記述式の解き方を学ぶことを期待している方・すでに科目Aの知識に自信がある方には、他の講座や書籍・過去問への投資を優先することをおすすめします。
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②脇坂「ネットワークエンジニアを目指す初心者はここから始めよう!ゼロから学ぶネットワーク基礎」
受講生74,279人・レビュー12,029件という国内最大級の実績を持つネットワーク入門講座です。ただし、ひとつ重要なことを先にお伝えします。この講座はネットワークスペシャリスト試験の専用対策講座ではありません。あくまでネットワーク全般の基礎を図解でわかりやすく学ぶ入門講座です。
- 評価:(レビュー12,029件)/受講生:74,279人
- 総時間:6時間27分(133レクチャー)
- 最終更新:2025年1月
- 対象:ネットワーク初心者・基礎固め(ネスペ専用ではない)
強み:図解中心でTCP/IP・Ethernet・ルータ・スイッチ・VLANなどの土台が約6時間で固まります。受講生7.4万人・レビュー1.2万件の実績がある信頼性の高い入門講座で、IPアドレスやサブネット計算に不安がある方の地ならしとして最適です。
デメリット・注意点:繰り返しになりますが、ネットワークスペシャリスト試験の科目A・科目B対策そのものではありません。ネスペの出題レベルの応用問題・記述式対策は、この講座では扱っていません。基礎固め後は①石田講座などで科目A対策に移行する必要があります。
向かない人:すでにネットワーク基礎の知識がある方(CC・CCNA相当以上の方)や、科目A・科目Bの直接対策を期待している方には向きません。
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③櫻庭「【令和6年】ネットワークスペシャリスト午後過去問をわかりやすく解説!」
合否を分ける午後記述式の「解き方の流れ」を学ぶ目的に特化した講座です。令和6年度の午後過去問をベースに、BGP・IPsec・ロードバランシング・SD-WAN・VXLANなどの頻出テーマの解答プロセスを約4時間で解説します。
- 評価:(レビュー79件)/受講生:1,091人
- 総時間:3時間54分(67レクチャー)
- 最終更新:2025年4月(令和6年度対応)
- 対象:ネスペ午後・記述式の解き方
強み:2025年4月更新で令和6年の最新過去問に対応。評価4.5と満足度が高く、BGP・IPsec等の頻出テーマに絞って「問題文の読み解き方・解答の組み立て方」を効率的に学べます。
デメリット・注意点:令和6年1年分の過去問解説に特化しているため、演習量としては不足します。この講座で解き方の流れをつかんだあと、過去5〜7年分の過去問を自力で解く演習が別途必要です。受講生1,091人・レビュー79件と母数は小さめですが、ネスペ受験者層の特性上、この規模感は想定内です。
向かない人:科目Aの知識インプットが不十分な段階で受講すると、過去問の解説についていくのが難しくなります。①石田講座で科目Aの知識を固めてから活用するのが効果的です。
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ネットワークスペシャリスト試験 Udemy講座|学習フェーズ別おすすめの使い方


ネットワークスペシャリスト試験のUdemy講座は、自分の現在地によって使う講座が変わります。学習フェーズ別に整理します。
フェーズ1:ネットワーク基礎に不安がある段階
IPアドレスの計算・サブネット・VLANあたりから怪しい、という方はフェーズ1から始めましょう。②脇坂「ゼロから学ぶネットワーク基礎」で約6時間、通信モデル・IPアドレス・TCP/UDPなどの土台を整理してから科目A対策に入るのが効率的です。
フェーズ2:科目A(午前)を体系的に固める段階
基礎が整ったら、①石田「令和8年版:科目A対策講座」でOSI参照モデル・ルーティングプロトコル・TLS・IPsecなど科目Aの頻出分野を約11時間で体系的にインプットします。IPAの科目A過去問を並行して解くと定着が速まります。
フェーズ3:午後記述の解き方を習得する段階
科目Aの知識が固まったら、③櫻庭「令和6年午後過去問解説」で最新過去問を用いた解答プロセスを映像で確認します。その後は書籍と公式過去問で複数年分の午後演習を積みましょう。Udemy講座は「解き方の流れをつかむ」補助と位置づけ、演習の主軸は書籍・過去問に充てることをおすすめします。
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補足:午前2の演習量を増やしたい方向けの教材
おすすめ3本に加えて、午前2の演習量を増やしたい方向けの補助教材として紹介しておきます。山田光一・Atsushi Suzuki「IPA ネットワークスペシャリスト試験(ネスペ)午前2 問題演習」(2025年5月更新)は、過去5年分の午前2問題125問(R3〜R7)を繰り返し演習できるドリル型の教材です。
ただし、受講生104人・レビュー8件と母数が小さい点は留意してください。動画講義ではなく問題演習中心のため、知識のインプットには①石田講座などが前提になります。科目Aの知識は固まっているが午前2の演習量を増やしたい、という方のピンポイントな補助として活用できます。
ネットワークスペシャリスト試験 Udemy講座に関するよくある質問


ネットワークスペシャリスト試験のUdemy講座を選ぶうえで、よく寄せられる質問をまとめました。
- ネットワークスペシャリスト試験はUdemyだけで合格できますか?
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現時点では難しいです。Udemyは科目Aの知識インプット・基礎固め・午後の解き方把握に向いていますが、午後記述式の演習量は書籍や公式過去問で補う必要があります。Udemyは学習の補助と位置づけるのが現実的です。
- ネットワーク初心者でもネスペを目指せますか?
-
目指せますが、相応の学習期間が必要です。②脇坂「ゼロから学ぶネットワーク基礎」で土台を作り、応用情報技術者試験合格レベルの知識を身につけてから本格対策に入るのが現実的なルートです。
- 応用情報技術者試験に合格してからネスペを受けるべきですか?
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必須ではありませんが、応用情報合格レベルの知識があると対策効率が大幅に上がります。高度区分は応用情報で扱う知識の発展形として設計されているため、まだ勉強中の方はそちらを先に固めることをおすすめします。
- 科目Aと科目Bはどちらを先に対策すべきですか?
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科目A(知識インプット)から先に始めるのが一般的です。科目Aの知識を固めてから科目B(午後記述)に進むと長文問題が理解しやすくなります。ただし科目Aに時間をかけすぎると科目Bの演習時間が不足するため、早めに過去問演習も並行させましょう。
- ネスペのUdemy講座は受講生数が少ないですが大丈夫ですか?
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ネスペは受験者母数が少ない試験なので、Udemy講座の受講生数は全体的に少なめです。評価4.0以上かつレビュー50件以上を目安にすれば信頼性を確認できます。石田講座(2,445人・レビュー218件)・櫻庭講座(1,091人・レビュー79件)はネスペ専門講座として適切な規模感です。
- 脇坂講座はネスペ対策として使えますか?
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ネスペ専用の対策講座ではなくネットワーク基礎の入門講座です。TCP/IP・VLANなどの前提知識に不安がある方が科目A対策に入る前の地ならしとして使うのが正しい位置づけで、ネスペの試験範囲を直接対策したい方には向きません。
- ネスペの午後対策はUdemyだけでは足りませんか?
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足りません。午後記述式は複数年分の過去問を繰り返し解く演習量が合格の条件です。③櫻庭講座で解き方の流れをつかんだあと、IPAの公式過去問や「ネスペ」シリーズ参考書で実際に記述する演習を重ねることをおすすめします。
ネットワークスペシャリスト試験 Udemy講座まとめ|迷ったらこれ1本


ネットワークスペシャリスト試験のUdemy講座3本を比較してきました。最後に一推しを整理します。
ネスペとUdemyの関係:Udemyだけで合格するのは難しい。科目A知識インプット・基礎固め・午後の解き方確認という「理解フェーズ」で部分的に活用し、午後記述の演習は書籍・公式過去問で補う組み合わせが現実的。
①石田「科目A対策」:ネスペ科目Aを正面から扱う数少ない専用講座。2025年10月更新・評価4.5。直接対策の軸として一推し。
②脇坂「ネットワーク基礎」:ネスペ専用ではなく入門・基礎固め講座。受講生7.4万人の実績で、基礎に不安がある方の前段として有効。
③櫻庭「令和6年午後過去問解説」:午後記述の解き方を最新過去問で学ぶ講座。評価4.5・2025年4月更新。知識が固まってから活用する。
迷っている方には、①石田「令和8年版:ネットワークスペシャリスト科目A対策講座」から始めることをおすすめします。ネスペ科目Aを体系的に学べる数少ない専用講座で、実績と更新頻度のバランスが取れています。ネットワーク基礎に不安があれば②脇坂講座で土台を作ってから進みましょう。
\ 科目A対策の一推し・まずここから始める /
高度区分に挑戦する前に応用情報レベルの知識を固めておきたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
ITエンジニアへの転職・職業訓練校を検討中の方はこちらも参考になります。









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