
API設計の本を探しているけど、種類が多すぎてどれから読めばいいかわからない……



API設計書は「まずREST APIの基礎を固める1冊」→「設計パターンを広げる1冊」の順に読むと理解が深まりますよ。
API設計のおすすめ書籍は多く出ていますが、「入門書を選んだら内容が浅すぎた」「設計パターン本を買ったら前提知識が足りなかった」という失敗談はよく聞きます。
この記事では、API設計のおすすめ書籍6冊を入門・実践・設計思想の3レベルに分けて厳選しました。REST APIの基礎から、WebAPIの設計原則、マイクロサービス時代のAPI設計パターンまで、読む順番と目的別の選び方を解説します。
書籍紹介はすべて実在する定番書のみ掲載しています。著者・出版社・内容を正確に記載し、自信を持って紹介できないものは外しています。
- API設計のおすすめ書籍6冊(入門・実践・設計思想の3レベル別)
- REST / Web API設計の定番書の特徴・強み・向かない人
- 本の選び方|経験レベル・目的別の読む順番ガイド
- 6冊を横断比較した早見表
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api設計 おすすめ書籍の選び方|3つのレベルと読む順番


API設計書を選ぶ前に、まず自分の習熟レベルを確認しましょう。同じ「API設計本」でも、対象とする読者層がまったく異なります。
下の早見表で「今の自分がどのレベルか」を確認してから、該当する章の書籍紹介へ進んでください。
| レベル | 目安 | この記事の一推し書籍 |
|---|---|---|
| 入門 | APIを使ったことはあるが、設計は初めて | Web API: The Good Parts |
| 実践 | APIを実装した経験があり、設計の質を上げたい | RESTful Web APIs |
| 設計思想 | マイクロサービスや大規模システムのAPI設計をしたい | APIデザイン・パターン |
読む順番の基本は 入門 → 実践 → 設計思想 です。REST APIの基礎を固めてから、パターン・思想へ進む方が理解がスムーズになります。
api設計 おすすめ書籍|入門レベルの2冊


APIの設計経験が少ない方、またはREST APIの基礎からしっかり理解したい方には、まずこの2冊を読むことをおすすめします。
Web API: The Good Parts|API設計入門の定番・最初に読む1冊
Web APIの設計に入門する人が最初に手にする定番書です。著者の水野貴明氏は、豊富な実務経験をもとにAPIの設計原則・エンドポイント設計・バージョニング・セキュリティを体系的にまとめています。「良い設計とはどういうものか」という視点が一貫していて読みやすいのが特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | Web API: The Good Parts |
| 著者 | 水野 貴明 |
| 出版社 | オライリー・ジャパン |
| こんな人に | API設計が初めての方・Web開発者 |
| カバー範囲 | RESTful設計原則、エンドポイント設計、レスポンス設計、バージョニング、セキュリティ |
| 評価 |
この本のおすすめポイント
- 日本語で読めるWeb API設計書として最も普及している入門定番書
- 「なぜそう設計するのか」という理由とともにルールを説明していて納得感がある
- エンドポイント命名・HTTPメソッドの使い方・ステータスコード設計まで実務直結の内容
\ API設計入門の定番・まず1冊読むならこれ /
Webを支える技術|HTTPとRESTの根っこを理解する基礎書
HTTPやURIの仕組みを「なぜそうなっているのか」から解説する技術書です。著者の山本陽平氏は、REST(アーキテクチャスタイル)の考え方を分かりやすく説明することに定評があります。API設計の前に、Webの基礎を体系的に理解したい方に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | Webを支える技術 ―― HTTP,URI,HTML,そしてREST |
| 著者 | 山本 陽平 |
| 出版社 | 技術評論社 |
| こんな人に | HTTPの仕組みから理解したい方・REST APIの原理を押さえたい方 |
| カバー範囲 | HTTP、URI設計、RESTアーキテクチャスタイル、ハイパーメディア |
| 評価 |
この本のおすすめポイント
- RESTの提唱者Fieldingの論文内容を、日本語で平易に解説している数少ない書籍
- URI設計やHTTPメソッドの原理原則を「なぜ?」から理解できる
- Web APIを設計する前の「基礎の土台」として10年以上読まれ続けている定番書
\ RESTの根っこを理解したい方に長年支持されている1冊 /
api設計 おすすめ書籍|実践レベルの2冊


APIの実装経験があり、設計の質を体系的に高めたい方向けの2冊です。REST APIの設計原則を実践的な視点で深掘りしています。
RESTful Web APIs|REST設計の理論と実践を深掘りする1冊
RESTful Web APIの設計を理論から実践まで体系的に学べるO’Reillyの定番書です。コンテントネゴシエーション・ハイパーメディア設計・リンク関係の設計まで、REST設計を「使える形」で習得できます。「Web API: The Good Parts」を読み終えた方が次に読む1冊として広く使われています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | RESTful Web APIs |
| 著者 | Leonard Richardson・Mike Amundsen・Sam Ruby |
| 出版社 | O’Reilly Media(英語原書) |
| こんな人に | API実装の経験があり、設計をより深く理解したい方・英語技術書を読める方 |
| カバー範囲 | ハイパーメディア設計、コンテントネゴシエーション、リンク関係、コレクション設計 |
| 評価 |
この本のおすすめポイント
- ハイパーメディアを中心にRESTの「真の意味」を実装レベルで解説している
- コレクション設計・ページネーション・エラーレスポンス設計など実務上の判断基準が豊富
- REST APIの「なんとなく」設計から脱却したい中級者に最適なステップアップ書
\ REST設計を体系的に身につけたい実践者向けの1冊 /
マイクロサービスアーキテクチャ|サービス間APIの設計を学ぶ実践書
マイクロサービスを構成するサービス間通信・APIの設計を実践的に解説する書籍です。著者のSam Newmanはマイクロサービス分野の第一人者で、「どのようにAPIの境界を決めるか」「サービス間の通信をどう設計するか」という視点を現場目線で解説しています。REST APIの知識を持ちながら、システム全体のAPI設計へとスコープを広げたい方に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | マイクロサービスアーキテクチャ 第2版 |
| 著者 | Sam Newman |
| 出版社 | オライリー・ジャパン |
| こんな人に | マイクロサービス環境でのAPI設計・サービス間連携を学びたい方 |
| カバー範囲 | サービス間通信、APIの境界設計、サービスメッシュ、デプロイ戦略 |
| 評価 |
この本のおすすめポイント
- 「APIの境界をどこに引くか」というサービス設計の核心を実例とともに解説
- REST・gRPC・イベント駆動など複数の通信方式を比較し、使い分けの基準を示している
- 第2版(2022年)で最新のコンテナ・Kubernetes環境での設計にも対応
\ マイクロサービスのAPI設計・サービス間通信を学ぶならこれ /
api設計 おすすめ書籍|設計思想・上級者向けの2冊


設計経験を積んだエンジニアが、より体系的な設計思想・パターンを身につけるための2冊です。API設計の「なぜ」と「どうあるべきか」を深く掘り下げた上級書です。
APIデザイン・パターン|設計パターンを体系的に学ぶ上級書
Googleのエンジニアで「API Improvement Proposals(AIP)」の立案者でもあるJJ Geewax氏による、API設計パターンの体系書です。APIの命名規則・リソース設計・標準メソッド・IAM連携・ページネーション・一括操作まで、大規模プロダクトのAPI設計で直面する課題を網羅的にカバーしています。原著はManningより刊行され、日本語翻訳版はマイナビ出版から「APIデザイン・パターン」の書名で出ています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | APIデザイン・パターン |
| 著者 | JJ Geewax 著・松田 晃一 訳 |
| 出版社 | マイナビ出版 |
| こんな人に | 大規模API・プラットフォームAPIを設計している上級者 |
| カバー範囲 | リソース設計、標準メソッド、一括操作、IAM設計、APIバージョニング、エラーハンドリング |
| 評価 |
この本のおすすめポイント
- GoogleのAPIガイドラインを設計した著者による「実際の大規模API設計知識」が詰まっている
- 「なぜこのパターンが良いのか」「他のパターンと何が違うのか」をトレードオフとともに解説
- ページネーション・フィルタリング・一括操作・IAMなど実務上の難問に具体的な解答を示している
\ 大規模API設計の思想を体系的に学ぶならこれ /
マイクロサービスパターン|分散システムにおけるAPI設計の実践書
マイクロサービスアーキテクチャで発生する44種のパターンを網羅した技術書です。著者のChris Richardsonはマイクロサービス分野のパイオニアで、APIゲートウェイ・サービス間通信・サガパターン・イベント駆動アーキテクチャなど、分散システムのAPI設計で直面する課題を具体的なコードとともに解説しています。原著はManning出版で、日本語版はインプレスから刊行されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | マイクロサービスパターン |
| 著者 | Chris Richardson 著・長尾 高弘 訳 |
| 出版社 | インプレス |
| こんな人に | マイクロサービス移行・設計を担当するエンジニア |
| カバー範囲 | APIゲートウェイ、サービス間通信、イベント駆動、サガパターン、CQRS |
| 評価 |
この本のおすすめポイント
- APIゲートウェイの設計・BFFパターン・外部APIと内部APIの使い分けを具体的に解説
- サガパターン・イベント駆動通信など、マイクロサービス特有の設計課題に44のパターンで答えている
- 実際のコード(Java)を使った実装例が豊富で、机上論ではなく実践的な学習ができる
\ マイクロサービスのAPI設計パターンを実装レベルで学ぶ /
api設計 おすすめ書籍 比較表|6冊の特徴を一覧でチェック


紹介した6冊を、対象レベル・カバー範囲・おすすめ度で横断比較しました。どの本を読むか迷ったときの参考にしてください。
| 書籍名 | 対象レベル | 主なテーマ | 読む順番の目安 | 評価 | 最終更新 |
|---|---|---|---|---|---|
| Web API: The Good Parts | 入門 | REST API設計原則・エンドポイント | 1番目 | 26年6月 | |
| Webを支える技術 | 入門 | HTTP・URI・RESTの原理 | 1番目(並行可) | 26年6月 | |
| RESTful Web APIs(英語原書) | 実践 | ハイパーメディア・コレクション設計 | 2番目 | 26年6月 | |
| マイクロサービスアーキテクチャ | 実践 | サービス間API・通信方式の選択 | 2〜3番目 | 26年6月 | |
| APIデザイン・パターン | 上級 | 設計パターン・大規模API設計 | 3番目 | 26年6月 | |
| マイクロサービスパターン | 上級 | 分散システムのAPI・44パターン | 3番目 | 26年6月 |
\ 比較表を見て気になった書籍から読んでみる /
api設計 おすすめ書籍と動画講座|組み合わせて学ぶ使い分け方


書籍での学習に加えて、動画講座を組み合わせるとより効率的にAPI設計を習得できます。書籍は「体系的な理解」に強く、動画講座は「実装の流れを掴む」のに向いているため、両方を使い分けるのがおすすめです。
エンジニア向けのおすすめ書籍を分野横断でまとめた総まとめ記事も合わせて参考にしてください。API設計以外の技術書も探している方に役立ちます。
エンジニアにおすすめの本|分野・職種・資格で選ぶ2026年版
マイクロサービスの設計をこの記事の書籍で学んだ後、実際の実装を動画で補いたい方には、Udemyのマイクロサービス講座が豊富に用意されています。マイクロサービスおすすめUdemy講座10選では、技術スタック別に厳選した講座を紹介しています。



書籍と動画講座、どちらを先に始めればいいですか?



迷ったら書籍を先に読むのがおすすめです。「Web API: The Good Parts」を読んでから動画で実装を見ると、理解の定着が早くなります。
api設計 おすすめ書籍に関するよくある質問


API設計の書籍選びでよくある疑問をまとめました。
- API設計の本はどれから読み始めればいいですか?
-
「Web API: The Good Parts」(水野貴明・オライリー・ジャパン)からが最もおすすめです。日本語で書かれた入門定番書で、REST APIの設計原則・エンドポイント設計・セキュリティを体系的に学べます。この1冊を読んでから、目的に応じて次の書籍へ進む流れが効率的です。
- REST APIとWeb APIは同じものですか?
-
厳密には異なります。Web APIはHTTPを使ったAPIの総称で、REST API・GraphQL API・gRPC APIなどが含まれます。REST APIはWeb APIの中で「RESTアーキテクチャスタイルに従ったAPI」を指します。現在、最も広く使われているWeb APIの設計方式がRESTです。
- マイクロサービスのAPI設計を学ぶにはどの本がいいですか?
-
「マイクロサービスパターン」(Chris Richardson・インプレス)がおすすめです。APIゲートウェイ設計・サービス間通信・イベント駆動アーキテクチャなど、マイクロサービス特有の設計課題を44のパターンで解説しています。RESTの基礎を理解してから読むとスムーズです。
- 大規模なAPIを設計するためにはどの本を読めばいいですか?
-
「APIデザイン・パターン」(JJ Geewax・マイナビ出版)がおすすめです。GoogleのAPIガイドラインを設計した著者による書籍で、大規模プロダクトのAPI設計で直面するリソース設計・ページネーション・一括操作・IAM連携まで体系的にカバーしています。入門・実践レベルの書籍を読んでから挑戦してください。
- 「Webを支える技術」は古いですが今でも読む価値がありますか?
-
はい、今でも十分読む価値があります。HTTPとREST設計の原理原則は2010年から変わっておらず、「なぜREST設計がそうなっているのか」を理解するうえで現在も有益な書籍です。実装の最新動向を学ぶ本ではなく「原理・思想の理解」用として位置づけてください。
- API設計を書籍と動画講座どちらで学ぶべきですか?
-
目的によって使い分けるのがおすすめです。「設計の原則・思想を体系的に理解したい」なら書籍が向いています。「実装の流れをすぐに掴みたい」「ハンズオンで手を動かしながら学びたい」なら動画講座が効率的です。両方を組み合わせると、理解の定着が早くなります。
api設計 おすすめ書籍|まとめと迷ったらこの1冊


API設計のおすすめ書籍6冊を、入門・実践・設計思想の3レベルで紹介しました。
入門(API設計が初めての方):「Web API: The Good Parts」(水野貴明・オライリー・ジャパン)でREST設計の原則を固めるのが最初の一歩。
基礎から理解したい方:「Webを支える技術」(山本陽平・技術評論社)でHTTP・RESTの根っこを押さえる。
実践(設計の質を上げたい方):「RESTful Web APIs」(Richardson他・O’Reilly Media・英語原書)でハイパーメディア設計・コレクション設計まで深掘りする。
マイクロサービス(サービス間API):「マイクロサービスアーキテクチャ」(Sam Newman・オライリー・ジャパン)でサービス境界とAPI設計を学ぶ。
上級・大規模API:「APIデザイン・パターン」(JJ Geewax・マイナビ出版)で設計パターンを体系的に習得する。
分散システムの実装:「マイクロサービスパターン」(Chris Richardson・インプレス)でAPIゲートウェイ・イベント駆動設計を学ぶ。
どの本を読めばいいか迷っている方には、「Web API: The Good Parts」(水野貴明・オライリー・ジャパン)を一推しします。日本語で読めるAPI設計書として最も普及している定番書で、REST APIの設計原則を「なぜそうするのか」という理由とともに解説しています。入門書として始めやすく、読後に他の書籍へ進む土台が確実に作れる1冊です。
\ まず1冊・API設計の定番入門書をAmazonで見る /
API設計を動画でも学びたい方は、書籍と合わせてUdemyのマイクロサービス・API設計講座も活用してみてください。書籍で原則を理解してから動画で実装を確認する流れが、学習の定着に効果的です。


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