
情報セキュリティマネジメント試験の参考書、どれを選べばいいかわからない……科目Aと科目Bで対策が違うって聞いたけど、本も分けないといけないの?



そこが一番迷いやすいポイントですよね。科目Aは知識の暗記、科目Bは文章を読んで判断する事例問題と、性質がまったく違います。だから選ぶ本も目的で変わってくるんです。
情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、セキュリティの基礎知識を体系的に問う試験です。ITパスポートの次のステップとして受験する方や、業務でセキュリティに関わる社会人が証明書として取得するケースが増えています。
この記事では、SGのおすすめ書籍を科目A(知識)・科目B(事例)の出題区分別に厳選し、社会人が1〜2ヶ月で合格するための進め方とあわせて解説します。掲載するのは実在の定番書のみです。
- 科目Aと科目Bの違いと、それぞれに向いた書籍の選び方
- 実在確認済みの定番書3冊(テキスト・問題集・事例演習)の特徴と向き・不向き
- 社会人が短期合格するための1〜2ヶ月学習ロードマップ
\ まず書籍ラインナップを確認したい方へ /
情報セキュリティマネジメント試験 おすすめ書籍|科目A・科目Bで選ぶ基本の考え方


情報セキュリティマネジメント試験の書籍を選ぶとき、まず知っておきたいのが科目Aと科目Bの性質の違いです。この2つは同じ試験の中にあっても、必要な対策がまったく異なります。
科目Aは、情報セキュリティの用語・規格・法律に関する知識問題が中心です。「DNSとは何か」「不正アクセス禁止法の適用範囲はどこか」といった内容を問われます。
一方、科目Bはシナリオ形式の事例問題です。「この会社でインシデントが起きた。担当者はどう対応すべきか」という文章を読んで、最も適切な選択肢を選ぶ形式になっています。
| 区分 | 問題形式 | 問題数・時間 | 必要な対策 |
|---|---|---|---|
| 科目A | 4択の知識問題 | 48問・90分 | 用語・規格・法律の暗記 |
| 科目B | シナリオ形式の事例問題 | 12問・90分 | 文章を読んで判断する練習 |
科目Aは「知識を覚える」フェーズ、科目Bは「知識を使って考える」フェーズです。この違いを頭に入れておくだけで、書籍選びの迷いがかなり減ります。
情報セキュリティマネジメント試験 おすすめ書籍|科目A対策の定番2冊を比較


科目Aの対策には、「体系的に知識を整理できるテキスト」と「繰り返し解ける問題集」が必要です。ここでは科目Aの土台固めに有効な定番書2冊を紹介します。
スッキリわかる情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集|図解とチェック問題が1冊に
TAC出版が発行する、2026年度版から「スッキリわかる」シリーズに改題されたSG対策の定番書です(2025年12月発売)。フルカラーの図解を多用した構成で、テキストと問題演習が1冊にまとまっています。知識インプットと問題演習を行き来しながら学習を進めたい方に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | 2026年度版 スッキリわかる情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集 |
| 著者・監修 | TAC株式会社(情報処理講座)(著) |
| 出版社 | TAC出版 |
| 対象区分 | 科目A中心(テキスト+演習問題収録) |
| 総合評価 |
この書籍のおすすめポイント
- フルカラーの図解が豊富で、暗号技術・認証方式・ネットワーク構成を視覚的に整理できる
- TACシリーズは資格試験対策の老舗で、頻出論点の網羅性が高い
- テキストと問題演習が1冊にまとまっており、インプットとアウトプットを繰り返せる構成
\ 図解でセキュリティの知識を体系的に整理したい方 /
情報セキュリティマネジメント 合格教本|試験傾向を熟知した定番テキスト
技術評論社が発行する「合格教本」シリーズのSG版です。著者の岡嶋裕史氏は情報処理試験の解説書を多数手がける専門家で、試験で問われるポイントを的確に解説しています。テキストと過去問演習の両方をカバーしており、試験傾向の解説が充実している点が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | 令和08年 情報セキュリティマネジメント 合格教本 |
| 著者・監修 | 岡嶋裕史(著) |
| 出版社 | 技術評論社 |
| 対象区分 | 科目A・科目B(テキスト+過去問演習) |
| 総合評価 |
この書籍のおすすめポイント
- 技術評論社の「合格教本」シリーズは情報処理試験の定番書として長い実績を持つ
- 著者・岡嶋裕史氏の解説は「なぜそうなるのか」の理由まで丁寧で、用語の丸暗記に頼らない理解ができる
- 科目A・科目Bの両方をカバーしており、1冊で試験範囲全体を網羅できる
\ 試験傾向をしっかり理解してから対策したい方 /
情報セキュリティマネジメント試験 おすすめ書籍|演習強化の1冊(アイテック)


科目Aの知識が固まってきたら、次は問題演習でアウトプット力を鍛える段階です。テキストを読み込んでも実際の問題で得点できない方や、科目Bの事例問題に慣れたい方は、演習に特化した1冊を追加するのが効果的です。
情報セキュリティマネジメント 試験対策書(アイテック)|演習中心で本番形式に慣れる



科目Bって、テキストを読んだだけじゃ対策にならないんですか?



そうなんです。科目Bは「知識を正しく使って判断できるか」を見る問題なので、文章を読んで判断する練習を繰り返すことが大切です。演習の量をこなすことが近道ですよ。
アイテック(ITEC)が発行するSG向け試験対策書です。情報処理技術者試験の専門出版社として長年の実績を持つアイテックが、科目A・科目Bの演習を充実させた構成でまとめています。テキストで知識をインプットした後、アウトプット強化のフェーズで使うのが効果的です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | 情報セキュリティマネジメント 試験対策書 |
| 著者・監修 | アイテックIT人材教育研究部(著) |
| 出版社 | アイテック |
| 対象区分 | 科目A・科目B(演習重視) |
| 総合評価 |
この書籍のおすすめポイント
- アイテックは情報処理試験の専門出版社で、試験傾向の分析精度が高い
- 科目Aの頻出分野ごとに問題が整理されており、弱点を絞って対策しやすい
- 解説が丁寧で、間違えた問題の理由が理解しやすい
\ テキストの次は問題演習でしっかり定着させる /
情報セキュリティマネジメント試験 おすすめ書籍|全書籍の比較一覧表


紹介した書籍を一覧で比較します。どの本を選ぶか迷っている方は、自分の目的に当てはまる「推奨タイプ」の列を参考にしてください。
| 書籍名 | 出版社 | 対象区分 | 推奨タイプ | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| スッキリわかる情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集 | TAC出版 | 科目A中心 | 図解で覚えたい方・1冊完結派 | |
| 情報セキュリティマネジメント 合格教本 | 技術評論社 | 科目A・科目B | 試験傾向を理解して対策したい方 | |
| 情報セキュリティマネジメント 試験対策書 | アイテック | 科目A・科目B | テキスト後の演習強化派 |
情報セキュリティマネジメント試験 おすすめ書籍|社会人の短期合格ロードマップ


業務が忙しい中でSGに合格するには、「何を・いつ・どの順番で」やるかを決めてから動き出すことが重要です。ここでは1〜2ヶ月での合格を目指す社会人向けに、書籍の使い方を組み込んだ学習ロードマップを提案します。
①1ヶ月コース(1日30〜60分)
すでにITパスポートを取得済みの方や、業務でセキュリティに触れている方は1ヶ月でも合格圏に入れます。
- 1〜2週目:「スッキリわかる」のテキスト部分を通読。用語・法律・規格を大まかにインプット
- 3週目:「スッキリわかる」の問題演習パートを2周。間違えた箇所はテキストに戻って確認
- 4週目:IPA公式サイトの公開問題(科目B形式)を1日1〜2問ずつ解く。本番形式に慣れる
②2ヶ月コース(1日20〜30分)
セキュリティの知識がほぼゼロの状態から始める方や、じっくり定着させたい方は2ヶ月のスケジュールが安全です。
- 1〜3週目:「合格教本」を通読。岡嶋氏の解説を活用しながら「なぜそうなるか」の理解を丁寧にインプット
- 4〜6週目:「アイテック試験対策書」の科目Aパートを2〜3周。弱点分野を特定して重点的に対策
- 7週目:IPA公式公開問題で事例演習を集中して実施。「合格教本」の科目Bパートも並行活用
- 8週目:模擬試験形式で時間を計りながら総仕上げ。科目A・Bそれぞれの解答スピードを確認
SGの前後に受験する試験の対策書が気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。
情報セキュリティマネジメント試験 おすすめ書籍|よくある質問


SGの受験を検討している方からよく寄せられる疑問をまとめました。
- 情報セキュリティマネジメント試験の難易度はどのくらいですか?
-
IPAが定める試験レベルでは「レベル2」に分類され、ITパスポート(レベル1)の上位に位置します。直近3年度(令和5〜7年度)の合格率はおおむね69〜73%で推移しており、適切な対策をとれば比較的取得しやすい試験です(※合格率はIPAの統計情報〈2026年8月時点〉に基づきます)。ただし科目Bの事例問題は慣れが必要なため、問題演習を十分に積むことが重要です。
- 参考書は1冊で足りますか?それとも複数冊必要ですか?
-
「スッキリわかる」シリーズのようなテキスト+問題集の一体型を選べば、1冊でも合格を目指せます。ただし、科目Bで得点を伸ばしたい場合や、知識の定着を確実にしたい場合は、テキスト1冊+演習1冊の2冊構成が安心です。IPA公式サイトに公開されている過去問も無料で活用できるので、書籍だけに頼らない選択肢もあります。
- ITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験はどちらを先に取るべきですか?
-
ITの基礎知識がある方はどちらからでも受験できますが、セキュリティの知識が少ない方はITパスポートを先に取ることをおすすめします。ITパスポートでネットワーク・システム・セキュリティの基礎を学んでおくと、SGの科目Aの学習がスムーズになります。業務でセキュリティに関わっている方はITパスポートをスキップしてSGから始めても問題ありません。
- 試験はどこで受けられますか?申し込みの流れを教えてください。
-
SGはCBT方式で全国のテストセンターで受験できます。IPAの公式サイトからプロメトリック(Prometric)の予約ページにアクセスし、希望の日程・会場を選んで申し込みます。受験料は7,500円(税込)です。年中受験できるため、学習の仕上がりに合わせて受験日を自由に選べる点がメリットです。
- 情報セキュリティマネジメント試験の合格基準は何点ですか?
-
SGは1,000点満点で、総合評価点600点以上が合格基準です。素点をそのまま合計するのではなく、IRT(項目応答理論)という方式で解答状況から評価点を算出する仕組みになっています。科目Aと科目Bそれぞれに個別の合格基準点は設けられておらず、あくまで総合評価点で合否が決まる点に注意してください。そのため、どちらか一方に偏らず、科目A・科目Bの両方をバランスよく仕上げておくことが合格への近道です。
- 社会人が忙しい中で合格するコツはありますか?
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CBT方式の特性を活かし、学習開始と同時に試験日を予約してしまうのが効果的です。試験日から逆算したスケジュールを先に組むと、忙しい社会人でも計画的に学習を進めやすくなります。科目Aはスキマ時間にスマートフォンで過去問アプリを使う方法も有効です。
- 情報セキュリティマネジメント試験に合格した後、次に目指すべき資格はありますか?
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セキュリティをさらに深く学びたい方は、情報処理安全確保支援士(SC)への挑戦がおすすめです。SGがレベル2であるのに対し、SCはレベル4(高度試験)と難易度は大きく上がりますが、SGで培ったセキュリティの基礎知識が土台になります。まず基本情報技術者試験(FE)でITの幅広い基礎を固めてからSCに進む選択肢もあります。
情報セキュリティマネジメント試験 おすすめ書籍|まとめと一推し1冊


この記事で紹介した書籍と、科目A・科目Bそれぞれの選び方をまとめます。
科目Aの対策:テキスト+問題演習の組み合わせが基本。「スッキリわかる(TAC)」は1冊完結派に、「合格教本(技術評論社)+アイテック試験対策書」は時間をかけて確実に仕上げたい方に向いています。
科目Bの対策:事例形式の文章問題に慣れることが最重要。IPA公式の公開問題を繰り返し解くことで判断力が身につきます。
短期合格の鍵:CBT方式の特性を活かし、学習開始と同時に受験日を予約。逆算スケジュールで動くことで、忙しい社会人でも1〜2ヶ月での合格が現実的になります。
「1冊だけ選ぶとしたら?」と聞かれたら、「スッキリわかる情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集(TAC出版)」をおすすめします。テキストと問題演習が1冊にまとまっており、最新の試験区分(科目A・科目B)に対応した2026年度版が入手しやすいためです。
試験傾向の背景から丁寧に理解したい方には、「合格教本(岡嶋裕史/技術評論社)」をスッキリわかると並行利用するのもおすすめです。
\ まず1冊・最新対応の「スッキリわかる」で土台を作る /
ほかのIT系資格の書籍もまとめて確認したい方は、こちらも参考にしてみてください。









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