
基本情報技術者試験の参考書、種類が多すぎてどれを買えばいいかわからない……



わかります。テキスト・問題集・科目B専用書は役割がまったく違うので、目的を整理してから選ぶと迷わなくなりますよ。
基本情報技術者試験(FE)の参考書は書店に数十冊並んでいます。知識をインプットするテキスト、演習で定着させる問題集、科目B(アルゴリズム・セキュリティ)を深掘りする専用書は、それぞれ役割がまったく違います。
この記事では、基本情報技術者試験のおすすめ書籍を「テキスト・問題集・科目B対策書」の役割別に厳選し、初学者・文系の方が迷わず選べるよう整理しました。「1冊目に何を買うか」を判断できるよう、選び方の基準も丁寧に解説しています。
- テキスト・問題集・科目B対策書の役割の違いと使い分け方
- 初学者・文系の方に特におすすめの書籍6冊(定番書を厳選)
- 科目Aと科目Bで異なる対策の進め方
- 「1冊目は何を買うか」迷ったときの判断基準
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基本情報技術者試験|おすすめ書籍を選ぶ前に確認したい3つのポイント


参考書を選ぶ前に、まず試験の構成と自分の学習状況を把握しておきましょう。この3点を理解すると、どの本を買えばいいかが明確になります。
①科目Aと科目Bで求められる力が違う
基本情報技術者試験は「科目A」と「科目B」の2科目で構成されています。
科目Aはコンピュータサイエンスや経営・法務の知識を問う選択式(60問)です。科目Bはアルゴリズム・プログラミングおよびセキュリティの理解を問う形式(20問)で、「覚える」だけでなく「理解して使える」力が求められます。
2つの科目は求められる力がまったく違います。科目Bに苦手意識がある方は、テキストに加えて専用書を用意する価値があります。
②テキスト・問題集・科目B専用書は役割が別物
参考書には大きく3種類あり、それぞれ果たす役割がまったく違います。
- テキスト(参考書):知識のインプット用。試験範囲を体系的に解説した本。まず1冊通読して全体像をつかむのに使う
- 問題集(過去問・演習書):アウトプット用。知識を定着させ、問題を解く力をつける。科目A対策の中心
- 科目B専用書:アルゴリズム・プログラミング・セキュリティの深掘り用。テキストだけでは足りない科目B対策に使う
③自分の背景で「1冊目」を変える
IT未経験・文系の方は、イラスト多めで用語説明が丁寧なテキストから始めるのが合います。
ある程度IT知識がある方や、効率よく合格だけを狙いたい方は、出題範囲に絞ったコンパクトなテキストが向いています。次のセクションから役割別に書籍を紹介します。
基本情報技術者試験|おすすめテキスト2冊(知識インプット)


まず試験範囲の知識をインプットするためのテキストを2冊紹介します。初学者向けの定番と、スリムに要点を学べる1冊です。どちらも長く使われてきた実績のある書籍です。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者|イラストで直感的に理解する定番テキスト
基本情報技術者試験の参考書の中で、初学者・文系の方に最もよく推薦される定番テキストです。技術的な概念をイラストと図解で丁寧に説明しているため、「CPUってなに?」という状態からでも読み進められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 |
| 著者 | きたみりゅうじ |
| 出版社 | 技術評論社 |
| 評価 | |
| こんな方に | IT未経験・文系・イラストで学びたい方 |
| 特徴 | 全編イラスト図解、用語説明が丁寧、分量はやや多め |
- 専門用語をイラストで視覚的に説明しているため、文系・未経験の方でも理解しやすい
- ハードウェアの仕組みからデータベース・ネットワークまで、試験範囲を広くカバーしている
- 毎年改訂されており、最新の試験傾向に対応している
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栢木先生の基本情報技術者教室|要点を絞ったコンパクトな定番テキスト
長年にわたって受験生に愛用されてきた定番テキストです。キタミ式よりもコンパクトで、試験に出るポイントを絞り込んだ構成になっています。ある程度IT用語に触れたことがある方や、効率よく要点だけを押さえたい方に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 |
| 著者 | 栢木 厚 |
| 出版社 | 技術評論社 |
| 評価 | |
| こんな方に | IT用語に少し慣れている方・効率重視の方 |
| 特徴 | 要点が絞られてコンパクト、章末問題付き |
- キタミ式より薄くコンパクトで、通読しやすい構成になっている
- 章末問題が含まれており、読みながら理解度を確認できる
- 長年の改訂実績があり、試験傾向の変化に対応し続けている
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基本情報技術者試験|おすすめ問題集2冊(アウトプット・科目A対策)


テキストで知識をインプットしたら、問題演習でアウトプットする必要があります。科目Aは選択式の知識問題が中心なので、問題数をこなして解答パターンを身につけることが合格への近道です。定番の2冊を紹介します。
出るとこだけ! 基本情報技術者|頻出問題に絞って効率よく合格ラインへ
「出るとこだけ!」シリーズは、試験によく出るテーマに絞り込んで解説と問題演習をセットにした構成が特徴です。テキストと問題集の中間的な使い方ができるため、「テキストを読んだ後に問題に進みたい」方や、短期間で合格を狙う方に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目A]2026年版 |
| 著者 | 矢沢 久雄 |
| 出版社 | 翔泳社 |
| 評価 | |
| こんな方に | 短期合格を狙う方・テキストの後に使う問題演習書として |
| 特徴 | 頻出テーマに絞った解説+問題演習の一体型構成 |
- 頻出テーマに絞り込んでいるため、効率よく合格ラインに到達しやすい
- 解説と問題がセットになっており、テキスト学習後の橋渡しとして使いやすい
- 持ち運びやすいサイズで、通勤・通学中のすき間学習に向いている
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うかる! 基本情報技術者|丁寧な解説で合格力を確実に積み上げる
「うかる!」シリーズは基本情報技術者試験の定番問題集です。解説が丁寧で、なぜその答えになるかの根拠まで書かれているため、問題を解いた後に理解を深めたい方に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | うかる! 基本情報技術者(最新版をご確認ください) |
| 著者 | 福嶋 宏訓 |
| 出版社 | 日経BP 日本経済新聞出版 |
| 評価 | |
| こんな方に | 解説を読みながらしっかり理解したい方 |
| 特徴 | 解説が丁寧・根拠まで説明・問題数が充実 |
- 解説が根拠まで丁寧に書かれており、「なぜこの答えになるか」まで理解できる
- 著者・福嶋宏訓氏は情報処理試験の受験対策書で多くの実績を持つ
- 問題数が充実しており、繰り返し演習で知識を定着させやすい
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基本情報技術者試験|科目B対策の専門書2冊(アルゴリズム・セキュリティ)


科目Bはアルゴリズム・プログラミングとセキュリティの理解を問う科目です。多くの受験生が「科目Aは問題なかったが科目Bで苦戦した」という経験を持っています。テキストの解説だけでは不安な方は、科目B専用の書籍で集中的に対策しましょう。



アルゴリズムが苦手で……擬似言語の問題を見ると頭が真っ白になります。



科目Bのアルゴリズムは「慣れ」の要素が強いです。擬似言語の読み方から丁寧に説明してくれる専用書を1冊やり込むと、急に解けるようになりますよ。
基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語 トレーニングブック|科目B専用の対策書
科目B専用の対策書として、受験生の間で定番となっている1冊です。擬似言語の読み方から始まり、アルゴリズムの問題を解くための思考手順を丁寧に解説しています。科目Bのアルゴリズム問題に特化した演習量が充実しており、「擬似言語が苦手」という方の弱点を直接補ってくれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | 基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語 トレーニングブック(改訂新版) |
| 著者 | 大滝 みや子 |
| 出版社 | 技術評論社 |
| 評価 | |
| こんな方に | 科目Bのアルゴリズムに苦手意識がある方 |
| 特徴 | 擬似言語の読み方から丁寧に解説、科目B専用の演習問題付き |
- 擬似言語(FE試験独自の表記)の読み解き方を基礎から説明してくれる
- アルゴリズム問題に特化した演習が豊富で、反復練習で確実に力がつく
- 著者の大滝みや子氏は情報処理試験の受験対策書の執筆で長年の実績がある
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アルゴリズム図鑑 増補改訂版|アルゴリズムの概念を絵と図で直感的に理解する補助書
「アルゴリズムとは何か」という概念自体が掴めない方に有効な補助書です。ソートやグラフ探索などのアルゴリズムを、豊富な図解とビジュアルで直感的に理解できるよう構成されています。試験対策書ではなく、概念理解の補助として使う本です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | アルゴリズム図鑑 増補改訂版 |
| 著者 | 石田 保輝、宮崎 修一 |
| 出版社 | 翔泳社 |
| 評価 | |
| こんな方に | アルゴリズムの概念からわからない・視覚的に理解したい方 |
| 特徴 | 図解中心・直感的に理解しやすい・試験対策書ではなく概念書 |
- ソート・探索・グラフなど基本的なアルゴリズムを図解で直感的に理解できる
- コードを読む以前の「概念の理解」に特化しており、プログラミング未経験の方でも読める
- 読み物として楽しく読めるため、アルゴリズムへの苦手意識を和らげる効果がある
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基本情報技術者試験|おすすめ書籍 全6冊 比較表


これまでに紹介した6冊を役割・対象読者・特徴で一覧にまとめました。自分の学習フェーズに合う1冊を探す参考にしてください。
| 書籍名 | 役割 | こんな方に | 評価 |
|---|---|---|---|
| キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 | テキスト | IT未経験・文系・イラストで学びたい | |
| 栢木先生の基本情報技術者教室 | テキスト | IT用語に少し慣れている・コンパクトに学びたい | |
| 出るとこだけ! 基本情報技術者 | 問題集(科目A) | 頻出問題に絞って効率よく合格したい | |
| うかる! 基本情報技術者 | 問題集(科目A) | 解説を読みながらしっかり理解したい | |
| 基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語 トレーニングブック | 科目B専用書 | 科目Bのアルゴリズム・擬似言語を集中対策したい | |
| アルゴリズム図鑑 増補改訂版 | 補助書(概念理解) | アルゴリズムの概念が掴めない・視覚的に理解したい |
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情報セキュリティマネジメント試験など、基本情報の次のステップとなる資格試験の書籍選びにも興味がある方は、情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ書籍まとめもあわせてご覧ください。
基本情報技術者試験|おすすめ書籍に関するよくある質問


基本情報技術者試験の書籍選びでよく寄せられる質問をまとめました。
- 文系・IT未経験でも基本情報技術者試験に合格できますか?
-
合格できます。文系・未経験の方でも毎年多く合格しています。重要なのは「イラストや図解で丁寧に説明してくれるテキスト(キタミ式など)から入ること」と「科目Bのアルゴリズムを後回しにしないこと」の2点です。早めに科目B専用書で練習を始めることで、合格率が大きく上がります。
- テキストと問題集、どちらを先に買えばいいですか?
-
まずテキストを1冊買い、一通り読んで全体像を掴んでから問題集に進む流れが基本です。ただし、テキストを完璧に読み切ってから問題集に移る必要はありません。テキストを1章読んだら問題を解いてみる並行スタイルが定着しやすいです。
- 科目Bだけ合格できない場合、追加で買う本はありますか?
-
「基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語 トレーニングブック」(大滝みや子 著・技術評論社)が最初の選択肢です。擬似言語の読み方から丁寧に説明してくれます。アルゴリズムの概念自体が掴めない場合は「アルゴリズム図鑑」を先に読むと、イメージが掴みやすくなります。
- キタミ式と栢木先生の教室、どちらを選べばいいですか?
-
IT用語がほぼわからない・イラストで理解したいなら「キタミ式」、IT用語にある程度慣れている・なるべくコンパクトに進めたいなら「栢木先生の教室」がおすすめです。迷ったらAmazonの試し読みで自分に合う文体・レイアウトを確認してから選ぶと失敗が少ないです。
- 過去問はアプリで練習するだけでもいいですか?
-
科目Aに関しては、過去問アプリ(「基本情報技術者試験 過去問道場」など)を中心にした演習だけでも合格水準に到達できます。ただし科目Bは擬似言語の読み解きが必要なため、アプリだけでなく書籍で解法のプロセスを学ぶことを強くおすすめします。
- 基本情報技術者試験の参考書は毎年買い替える必要がありますか?
-
試験制度が大きく変わったタイミング(2023年の通年CBT移行や科目構成の変更など)は買い替えが必要です。年次改訂版が出ている書籍は最新版を使うのが無難ですが、2〜3年以内の版であれば基本的な内容は変わっていないことがほとんどです。購入前に発行年と試験制度の変更時期を確認してください。
基本情報技術者試験|おすすめ書籍まとめと1冊目の選び方


基本情報技術者試験のおすすめ書籍を「テキスト・問題集・科目B専用書」の役割別に紹介しました。最後に全体を整理します。
テキスト(インプット):IT未経験・文系はキタミ式、ある程度IT用語に慣れているなら栢木先生の教室。どちらか1冊を選んで通読するのが出発点。
問題集(科目A・アウトプット):「出るとこだけ!」は頻出問題に絞って効率よく合格ラインを目指せる。「うかる!」は解説が丁寧で理解を深めたい方向け。
科目B専用書:アルゴリズムに苦手意識があるなら大滝みや子氏の「アルゴリズム×擬似言語 トレーニングブック」を追加する。概念が掴めない場合は「アルゴリズム図鑑」で補う。
最小構成:テキスト1冊+問題集1冊が基本。科目Bに不安があれば専用書を加える。
迷ったら1冊目はキタミ式を選ぶのがおすすめです。イラスト中心の説明は読み進めやすく、IT知識がゼロの状態からでも全体像をつかめます。
IT未経験・文系を問わず、基本情報技術者試験の1冊目として最も広く使われている定番テキストです。イラストと図解で試験範囲を体系的に解説しており、「何から始めればいいかわからない」という方の出発点として最適です。
\ 1冊目に迷ったらキタミ式から始めてみる /
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