
応用情報が廃止されるって聞いたけど、今から勉強しても間に合うのかな。受けたあとで「意味なかった」ってなるのは避けたい……。



その迷い、よくわかります。前期の申込は11月7日17時まで、過ぎていたら後期が現行で最後の1回です。日程と学習時間を並べて、自分で決められるように整理しますね。
応用情報を今から受ける意味があるのは、社内要件や昇格条件で必要な人と、科目Bの最終日までに教材を1周できる人です。
現行の応用情報技術者試験は、2026年度の前期・後期の2回で終わる予定です。前期の申込は2026年11月7日17時まで、後期の申込は2027年2月16日までとなっています。
必須でない人は、新試験を待つ選択もあります。
※2026年11月時点のIPA公表内容(シラバス案など)にもとづきます。正式決定ではなく変更の可能性があります。
- 応用情報の前期・後期の申込締切、試験日、合格発表の時期
- 今から受ける意味がある人と、新試験を待つ人の分かれ目
- 前期・後期・待つの3択を、残り週数から選ぶ判断フロー
- 後継のプロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)との関係
- ほかの試験の2027年度の扱いがわかる早見表
応用情報の最後の日程|2026年度の前期・後期2回で現行試験が終了


現行の応用情報技術者試験は、2026年度の前期と後期の2回で終了する予定です。
まずは、IPAが公表している範囲から確認していきましょう。
現行制度は2026年度で終了予定
IPAは試験制度の見直しの中で、現行の試験制度は2026年度の実施をもって終了する予定だと示しています。
「応用情報が廃止される」と言われますが、IPAの説明は廃止ではなく、現行制度の終了と新試験への再編です。応用情報技術者試験と高度試験は、2027年度に新設予定の「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称、以下PDS)」へ、大括りで再編される方向です。
つまり、応用情報という名前で受けられる最後の機会は、2026年度の後期(2027年3月)になります。
前期・後期の申込締切と試験日
日程は、前期と後期でそれぞれ申込から試験まで決まっています。
| 期 | 申込受付 | 科目Aの実施期間 | 科目Bの実施期間 | 合格発表(予定) |
|---|---|---|---|---|
| 前期 | 2026年10月6日〜11月7日17時 | 10月28日〜11月10日 | 11月24日〜12月6日 | 2027年2月頃 |
| 後期 | 2027年1月27日〜2月16日 | 2月6日〜2月19日 | 3月3日〜3月15日 | 2027年6月頃 |
出典は、IPA公式の令和8年度 応用情報技術者試験・高度試験等 実施日程です(26年9月更新分)。
科目Aと科目Bは、実施期間が別々に設定されています。受験方式は前期・後期ともCBTです。
申込は前期・後期それぞれ1回です。前期の申込は11月7日(土)の17時までなので、日付だけでなく時刻にも注意してください。期限を逃した場合の受け皿は、後期(1月27日〜2月16日)です。
合格発表と受験料
合格発表は、前期が2027年2月頃、後期が2027年6月頃の予定です。
受験手数料は、前期・後期ともに7,500円(税込)です。
まだ公表されていないこと
日程は確定していますが、気になる点の多くはIPAからまだ示されていません。
| 気になること | 現時点の公表状況 |
|---|---|
| 応用情報に合格した資格の、新制度での扱い | 公式記載なし |
| 免除・経過措置 | 検討中(詳しくは高度試験の記事にまとめています) |
| 2027年度以降の受験料 | 公式記載なし |
| 新試験の合格基準 | 公式記載なし |
| 応用情報と新試験の個別の対応 | IPAは対応を示していない |
免除や経過措置は、高度試験側の事情と一緒に考える必要があります。高度試験の最後の日程と今後で整理しています。
応用情報を今から受ける意味|受ける人と待つ人の分かれ目


今から受ける意味があるかどうかは、応用情報を「いつまでに、何のために」使いたいかで変わります。
「合格すれば新制度でも有利」とも「無駄になる」とも、IPAは示していません。そこで、目的別に分けて考えます。
まず、受ける意味が出やすいケースから見ていきましょう。
受ける意味が出やすい3つのケース
次のどれかに当てはまるなら、前期か後期での受験を具体的に考える価値があります。
- 社内要件や昇格条件に応用情報が入っている:期限が2026年度内なら要注意です。後期の合格発表は2027年6月頃なので、年度内に合格を示すには前期が前提になります。前期の申込を過ぎている場合は、期限を動かせないか社内で確認しましょう。
- 基本情報の次の目標を、期限つきで決めたい:試験日という締切があると、学習を先延ばしにしにくくなります。
- 高度試験の受験も視野に入れている:応用情報との関係や免除の扱いは、高度試験の記事で確認できます。
免除や経過措置は検討中の段階です。検討中の内容を前提に受験を決めず、自分の学習に価値があるかで判断しましょう。
待つ選択が合う3つのケース
逆に、次のような人は、応用情報にこだわらず新試験を待つのも自然な判断です。
- 平日の学習時間がほとんど取れず、後期の科目Bの最終日(2027年3月15日)までの期間でも計画が立たない
- 目的が「応用情報」という名前ではなく、マネジメントやシステム、データ・AIの力を示すこと
- 免除や経過措置が固まってから動きたい
待つ場合は、新試験が2027年度の夏頃〜秋頃に始まる予定であることが前提になります。受験料と合格基準は未公表なので、不確定な要素として頭に入れておきましょう。
待つあいだも、新試験を見据えた学習は先に始められます。専用の講座は多くありませんが、3区分それぞれに合う講座を選んでまとめた記事があります。
\ 新試験を待つ間に使える講座を、3区分別に確認できます /



受けるか待つか、結局どっちが得なのか知りたいんだけど……。



得かどうかは、「いつまでに何に使いたいか」で変わります。次の章の判断フローに、あなたの条件を当てはめてみてください。
応用情報は前期・後期・待つの3択|学習時間から逆算する判断フロー


3択のどれを選ぶかは、応用情報が必須かどうかと、残り週数で学習が回るかの2つで決まります。
前期の申込は11月7日(土)17時までです。過ぎていたら、後期か新試験待ちの2択になります。
最初に、手元の時間を数字にしてみましょう。
①残り週数と学習時間を数える
まず数えるのは、科目Bの最終日まで、あと何週間あるかです。
前期の申込締切の翌日、2026年11月8日から数えると、次の表のとおりです。前期の行は、11月7日までに申し込む(申し込んだ)人向けです。11月7日より前に読んでいる場合は、残りがもう少し長くなります。
| 受験する期 | 申込締切まで | 科目Aの最終日まで | 科目Bの最終日まで |
|---|---|---|---|
| 前期(申込済み・申込予定) | 11月7日17時まで | 11月10日まで(2日) | 12月6日まで(約4週間・28日) |
| 後期 | 2027年2月16日まで(約14週間・100日) | 2月19日まで(約15週間・103日) | 3月15日まで(約18週間・127日) |
日付が進むほど残りは減ります。自分が読んでいる日から数え直してください。
次に、週に確保できる学習時間を掛け合わせます。たとえば週10時間なら、前期の科目Bの最終日までで約40時間、後期なら約180時間です。
必要な時間は、基本情報で身につけた土台や得意分野によって人それぞれです。そこで、手元の教材の総ページ数や総講義時間を、確保できる時間で割って、科目Bの最終日までに収まるかを見ます。
たとえば952ページの定番参考書を後期の約18週で1周するなら、1週あたり約53ページです。前期の約4週で1周するなら約240ページになります。どちらも通読だけの計算で、過去問演習の時間はまだ含まれていません。
②3つの質問で選ぶ判断フロー
上から順に答えていくと、3択のどれかに絞れます。
- 応用情報が、社内要件・昇格・転職の条件として必要ですか。必要でなければ、新試験を待つ選択も同じ重さで検討してかまいません。
- 前期の申込(11月7日17時まで)を済ませた、またはこれから間に合わせられて、教材が1周以上回りそうですか。科目Bの最終日は12月6日です。回るなら前期で、不合格でも後期にもう一度挑戦できます。
- 前期の申込を過ぎた、または前期では回らないなら、後期で計画を立てます。科目Bの最終日は2027年3月15日です。後期は最後の機会なので、やり直しはききません。
質問2で「回らない」となった人は、あわてて前期に申し込む必要はありません。11月8日から数えると、後期なら科目Bの最終日(3月15日)まで約18週あります。
前期・後期・待つの比較表
3つの選択肢を、同じ軸で並べました。
| 項目 | 前期で受ける | 後期で受ける | 新試験を待つ |
|---|---|---|---|
| 申込締切 | 2026年11月7日(土)17時 | 2027年2月16日 | 未定(検討中) |
| 受験の機会 | 前期と後期の最大2回 | 後期の1回のみ | 2027年度の夏頃〜秋頃の予定 |
| 合格発表 | 2027年2月頃 | 2027年6月頃 | 未定 |
| 準備期間(2026年11月8日から数えた場合) | 科目Bの最終日まで約4週(前期で受ける人向け) | 科目Bの最終日まで約18週 | 実施期間が未定 |
| 注意点 | 準備期間が短い | やり直しの機会がない | 受験料・合格基準が未公表 |
前期で受けると、不合格でも後期でもう一度挑戦できます。後期だけを選ぶ場合は、その1回が現行の応用情報の最後の機会です。
前期の合格発表は2月頃で、後期の申込締切は2月16日です。前期の結果を見てから後期に申し込めるかどうかは、発表日しだいなので、IPAの案内を確認しておきましょう。
応用情報の後継|プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)はどうなる


応用情報と高度試験は、2027年度からPDS(プロフェッショナルデジタルスキル試験・仮称)に大括りで再編される予定です。
待つ選択を考えている人のために、公表されている範囲を確認します。
3区分に再編される予定
PDSは、「マネジメント」「データ・AI」「システム」の3区分に分かれる予定です。
シラバス案と科目Bのサンプル問題は、3区分すべてが公開済みです。マネジメントとシステムが先に出て、データ・AI区分も2026年10月30日に公開されました。いずれも案の段階なので、今後変更される可能性があります。
応用情報との対応は未公表
応用情報や各高度試験が、PDSのどの区分に当たるのか。IPAは対応を示していません。
実施時期と試験方式
PDSの実施は、2027年度の夏頃〜秋頃の予定です。実施期間は検討中で、全区分CBTが予定されています。
試験時間は、科目A-1が90分、科目A-2と科目Bが合計120分です。受験料と合格基準は、公式記載がありません。
区分ごとの中身は、プロフェッショナルデジタルスキル試験とは何かを整理した記事にまとめています。
応用情報の教材選び|残り期間で回せる講座と書籍


受験すると決めたなら、残り週数で1周できる教材を選ぶのが先決です。
まず、期間が短い前期で受ける人にも進めやすい、動画講座から紹介します。
講座|動画で科目Aと科目Bを進める
通勤時間や家事の合間に進めたいなら、動画講座がペースをつかみやすい選択肢です。
応用情報向けのUdemy講座は、受講目的別に3本を比較した記事にまとめました。講座の長さや内容を見て、残り週数に収まるものを選べます。
\ 残り期間で回せる講座を探す /
書籍|キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和08年
書籍派の人は、2026年度の試験向けの版を選びます。応用情報の定番シリーズの1冊が、技術評論社の「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和08年」です。
イラスト中心で出題範囲の全体像を通読しやすい一方、952ページと大部です。章単位で拾い読みもできます。
令和8年度(2026年度)向けの版で、2027年度の新試験の仕様には対応していません。受験する期のための教材として選んでください。
\ 2026年度試験向けの最新版を確認する /
新試験を待つ人向けの本は、プロフェッショナルデジタルスキル試験の参考書をまとめた記事で紹介しています。
応用情報と他の試験|区分別・2027年度の扱い早見表


応用情報だけでなく、ほかの試験が2027年度にどう変わるのかも、一覧にしました。
気になる区分があれば、表から詳しい記事へ進めます。
区分別の早見表
| 試験区分 | 2027年度の扱い(案) | 実施時期(予定) |
|---|---|---|
| ITパスポート | 継続(出題分野を3分野に再整理) | 2027年度春頃から通年 |
| 情報セキュリティマネジメント | 継続(科目Aの体系などを一部変更・範囲は変わらない) | 2027年度春頃から通年 |
| 基本情報技術者 | 継続(科目Aの体系などを一部変更・範囲は変わらない) | 2027年度春頃から通年 |
| データマネジメント(仮称) | 新設 | 2027年度夏頃〜秋頃 |
| プロフェッショナルデジタルスキル(仮称) | 新設(マネジメント/データ・AI/システムの3区分) | 2027年度夏頃〜秋頃 |
| 情報処理安全確保支援士 | 継続(試験時間と科目Bの形式などを変更) | 2027年度夏頃〜秋頃 |
| 応用情報技術者・高度試験(現行) | 2026年度の実施をもって終了予定(プロフェッショナルデジタルスキル試験に再編) | 2026年度の前期・後期が最後 |
ITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者の現行CBT試験は、2026年12月28日以降いったん休止の予定です(会場によってはそれより前)。再開時期は未定です。
現行の応用情報技術者試験・高度試験が、新しい3区分のどれに対応するかはIPAから示されていません。
最終更新:26年11月。出典は、IPAの試験制度の見直しに関する発表です。
応用情報の次に支援士を考える人へ
応用情報のあとに情報処理安全確保支援士を考えている人は、支援士は2027年度以降も継続される予定です。
2026年度は前期と後期の2回あり、前期の申込は10月24日17時で締め切られました。後期の申込は2027年1月27日から2月27日までです。
試験の構成が変わる点については、情報処理安全確保支援士の2027年度の変更点にまとめています。
応用情報に関するよくある質問


応用情報の受験を考えている人から、よく聞かれる疑問をまとめました。
- 応用情報に合格した資格は、新制度でどう扱われますか?
-
IPAの公式ページには、既存の合格資格の扱いは記載されていません。有効とも無効とも断定できません。
- 前期の締切に間に合わなかった場合や、前期で不合格だった場合は?
-
後期に申し込めます。後期の申込は2027年1月27日から2月16日までで、科目Bの実施期間は3月3日から3月15日です。
後期は現行の応用情報の最後の機会です。
- 受験料は2027年度以降も同じですか?
-
2026年度の応用情報は、前期・後期ともに7,500円(税込)です。2027年度以降の新試験の受験料は、IPAの公式ページに記載がありません。
- 高度試験の免除はどうなりますか?
-
免除や経過措置は検討中で、詳細は公表されていません。内容は高度試験の最後の日程と今後で整理しています。
応用情報を今から受けるか|3択の答えと次の一歩


応用情報は、2026年度の前期と後期の2回で終わる予定です。
受けるか待つかは、必須かどうかと、残り週数で学習が回るかで決まります。
- 最後の日程:前期は申込11月7日17時まで、後期は申込2027年2月16日まで。受験料は7,500円(税込)です。
- 受ける人:社内要件や昇格条件で必要な人は、前期か後期で受けます。前期の申込(11月7日17時まで)を過ぎていたら後期です。
- 待つ人:必須でない人は、新試験の免除や実施時期が固まるのを待つ選択もあります。ただし、受験料と合格基準は未公表です。



日程と週数を並べたら、自分がどれを選ぶべきか見えてきた。まず教材が1周できるか、数えてみようかな。



その一歩で十分です。前期を狙うなら申込は11月7日17時までです。まず手元の時間を数えるところから始めてみましょう。
もう少し詳しく知りたい方は、目的別に以下の記事もあわせてご覧ください。
- 応用情報のおすすめUdemy講座3選|受けると決めた人の講座選び
- プロフェッショナルデジタルスキル試験とは|応用情報の後継を知る
- プロフェッショナルデジタルスキル試験のおすすめUdemy講座|新試験を待つ間に動画で学びたい人へ
- プロフェッショナルデジタルスキル試験の参考書おすすめ5冊|待つ人の準備
- 高度試験の最後の日程と今後|高度試験を考えている人へ
- 情報処理安全確保支援士の2027年度の変更点|応用情報の次を考える人へ
参考資料
令和8年度 応用情報技術者試験・高度試験等 実施日程 | IPA 独立行政法人情報処理推進機構
情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について | IPA 独立行政法人情報処理推進機構
新試験制度のシラバス案について | IPA 独立行政法人情報処理推進機構









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